こんにちは。
毒親卒業メソッド。
心理カウンセラーの あきです。
「また親と同じことをしてしまったかも」
「自分もヒステリーな毒親になってしまうのでは?」
こんな不安や恐怖を抱えていませんか?
親からの影響が心に残り、それが自分の行動に表れるたびに自分を責めてしまう。
これは、毒親育ちの方がしばしば経験する心の葛藤です。
この記事では、その不安にどう向き合い、「親と違う自分」をどう築いていくかを考えます。
あなたが安心して「これが私だ」と言える未来のためのヒントをお届けします。
「同じ失敗を繰り返さないように」と親と自分を比較してしまう日々を送っていませんか?

親にひどい態度を取られた記憶がある人ほど、このように考えやすいです。
「私もヒステリーな毒親みたいになったらどうしよう?」
この考えは、誰かを愛したり、大切な関係を築いたりするときによく顔を出します。
自分の親を反面教師にしようと努力するあまり、過剰に自分の言動をチェックし、反省しすぎることに心当たりはありませんか?
具体的にはこんな状況になりがちです:
⚫︎仕事や子育てでイライラしたとき、自分が親と同じ口調で怒ってしまい、自己嫌悪に陥る
⚫︎「自分が正しい」と感じた場面でも、親みたいになりたくない一心で引いてしまう
⚫︎誰かを愛したいのに、「毒親と同じことをしてしまったらどうしよう」と深く悩み人間関係に及び腰になる
「こうしたい」という思いと、「でも親と同じかも」という恐れが心を縛り、前に進むエネルギーを奪って行ってしまうんです。
解決策は、「復讐」にとらわれない感情の昇華方法を探ることなんです!

親と同じようにならないための最も効果的な方法は、「復讐」に縛られたエネルギーをポジティブな方向に変えることです。
「親と違う私」を目指すのではなく、「私がなりたい私」に焦点を当てるのがポイントです。
具体的には以下のような例があります。
1. 感情を外に吐き出す
怒りや不安は抑え込むと心を病む原因になります。
そこで、安心できる環境で感情を表現する場を持つことが大切です。
カウンセリングはもちろん、創作活動や日記、あるいは誰かと話すことも役立にちます。
2. 他者とのつながりで自分を見つける
親との過去を考えるだけではなく、他の人との温かい関係を築いていくことで、愛や共感を体感できます。
社会活動やボランティアに参加して、「親ではない他者に貢献する喜び」を見つけるのも一つの方法です。
3. 自分の失敗を認め、それを次に生かす
誰にでも失敗はあります。
その失敗をすべて「毒親の影響」と感じる必要はありません。
(ついつい毒親のせい、と紐付けしてしまいがちですが)
失敗はむしろ学びのチャンス。
失敗したあとに何をするか、それがあなたらしい人生を作る鍵になります。
なぜこの方法が大事なのか

過去の痛みから抜け出せない理由は、「復讐」という形で消化されることなく心に残り、それに囚われてしまっているからです。
例えば、「親に言い返せなかった怒り」や「こんなふうに育てた(こんなふうに育ててもらえなかった)親への恨み」が、いつまでも消えない感情の炎として燃え続けます。
しかし、その怒りや恨みは必ずしも悪いものではありません。
それをどう昇華するかがポイントです!
カウンセリングなどのプロセスを通じて、安全に感情を表現し、より建設的な行動に繋げていくことで、自分が望む未来を形作れるんです。
事例:山田さん(仮名)の場合

山田さん(30代・男性)は、幼少期に母親のヒステリーに悩まされていました。
特に成績や態度について執拗に責められ、大人になってからも「自分の価値は他人の評価にかかっている」という考え方が抜けませんでした。
山田さんは、自分の子どもに対しても厳しい口調で怒ってしまったとき、「母親みたいだ」と強く自己嫌悪に陥りました。
その恐怖が大きくなり、「自分はもう人を愛せないのでは」と感じるようになったのです。
カウンセリングを受ける中で山田さんは、まず「自分の感情を認める」練習を始めました。
自分が何を感じたのか、どうしたかったのかを書き出したり話したりすることで、心の中の混乱が徐々に整理されていきました。
さらに、創作活動を通じて感情を表現する時間を増やした結果、怒りや恐れが徐々に軽減。
今では家族に対しても「完璧でなくても愛せる」と考えられるようになりました。
まとめ

「ヒステリーな毒親」から受けた影響を嘆き続けるのではなく、それを成長の糧に変えることは可能です。
失敗しても大丈夫。
「自分らしさ」を見つけ、それに向かうことで、親との違いを超えた「あなた自身」の人生が始まります。
カウンセリングでは過去を手放すことで、親に振り回されず、自分の人生を選び取る力を養います。
一人で抱え込まないでくださいね。
頑張りすぎずに、いつでもご相談ください。
お役に立てると思います。

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