こんにちは。
毒親卒業メソッド。
心理カウンセラーの あきです。
「やっぱり親子だから親のことを理解しなきゃいけない」
「でも、どうしても許せない…」
そんな気持ちの間で、心がかき乱されていませんか?
毒親――特に、ヒステリーな親に振り回されてきた経験を持つ人にとって、この葛藤はとても苦しいものですよね。
この記事では、親と無理に向き合おうとして自己嫌悪に陥ってしまう理由や、その苦しみを軽くするための実践的な方法をお伝えします。
心の整理を進め、自分を守るための選択をするお手伝いができれば幸いです。
「親子だから理解すべき」という呪縛
毒親のもとで育つと、親への愛と恨みが混在した複雑な感情に苦しむことがあると思います。
私自身もこの二つの感情には大きく揺さぶられる期間がとても長かったです。
「親を嫌いになりたくない」
「でも、どうしても許せない」
という相反する気持ちが、自分自身を追い詰めるんですよね。
特に、「ヒステリーな毒親」の場合、子どもの頃からその激しい感情表現に振りまわされ、「親の機嫌に合わせなければ」と萎縮して育った人も多いのではないでしょうか。
このような悩みはありませんか?
●親の理不尽な要求や過干渉に付き合っているうちに、疲れ切ってしまう
●「やっぱり親なんだから」「親子なんだから許さなきゃ」と思いつつ、心が反発してしまい、自分を責めてしまう
●無理に向き合おうとして感情的な衝突が起き、その後の自己嫌悪が消えない
親子関係は社会的にも「絶対的なつながり」を求められることが多いですが、時にはこの思い込みが、心をさらに縛ってしまう要因にってしまいまいがちです。
安全な場で心を開く体験を持つことが鍵です
では、この苦しみから抜け出すためにはどうしたらいいのでしょうか?
答えの一つとして、「自分の感情を素直に表現できる、安全で信頼できる場を持つこと」です。
カウンセリングやグループセッションは、このような場を提供するためのものです。
他人と自分の葛藤を共有することで、「あなただけが苦しんでいるわけではない」と気づくことができるのです。(無料で参加できる自助グループが日本中にあります。私自身も参加したことがありますが、話を聞いてもらえるのでとても助けになりました。)
たとえば、以下のような場面が考えられます。
●カウンセリングで自分を理解する
一対一でカウンセラーと向き合うことで、自分の気持ちを安心して話せます。「なぜこんなに苦しいのか」を整理する手助けを受けられるので、少しずつ自分を責めない方法が見えてきます。
●グループセッションで仲間とつながる
同じような経験を持つ人たちと話すことで、「自分だけが特殊ではない」と安心できます。共有すること自体が癒しになり、自己嫌悪や孤独感が和らぎます。
●書くことで感情を整理する
セッション内外で、日記や手紙を書くことで、自分の感情を整理することも効果的です。言葉にするだけで、心が少し軽くなります。
なぜ共有する場が大切なのか
「親との向き合い方に悩むのは、大なり小なり誰にでも起こること」
そう気づくだけで、苦しみが大分軽くなります。
孤独感が心の負担を増幅させ、「私が悪いから親とうまくいかない」といった思い込みにつながるからです。
安全な場で心を開き、気持ちを言葉にすることで、以下の効果が期待できます。
自己肯定感が高まる 自分が苦しいのは仕方のないこと、自分は悪くない、と認識できるだけで、自分への責める気持ちが減ります。
感情を客観的に捉えられる
他人と話すことで、自分の感情を整理する力がつき、親との関係への向き合い方を冷静に考えられるようになります。
適切な距離をとる勇気が持てる
無理に向き合わない選択が、時に自分を守るために必要な行動であると理解できます。
田中さん(30代女性)の事例をご紹介しますね
田中さん(30代女性)は、ヒステリーな母親のもとで育ちました。
子どもの頃から母親は感情的で、何か不満があると怒鳴り散らしたり無視したりすることが日常でした。
田中さんは母親が怖く、いつも気を遣いながら育ってきましたが、大人になってからもその影響で親との関係に悩み続けました。
「親ときちんと向き合わなきゃ」という思いで、何度も母親と話し合おうとしましたが、いつも感情的な衝突が起き、かえって傷つくだけの日々。
ついには自分を責め、「私が娘として失格だからうまくいかないんだ」と深い自己嫌悪に陥ってしまいました。
そんな田中さんが変わるきっかけは、グループセッションに参加したことでした。
他の参加者の話を聞いているうちに、自分と似た経験を持つ人がいることを知り、「私だけじゃない」と安心感を得たのです。
そして、カウンセリングを通じて、「母親と無理に向き合わず、自分の生活を守る選択」ができるようになりました。
まとめ
ヒステリーな毒親との関係に悩む方へ。
もし、「自分も同じ状況かも」と思ったら、一人で悩む必要はありません。
無理に親と向き合おうとして自己嫌悪に陥るのは、あなたが「親を思いやる優しさ」を持っているからです。
でも、優しさが裏目に出てしまい、結果自分を苦しめることになっていませんか?
安心して話せる場や、支えてくれる仲間とつながることで、きっと新しい視点が見つかります。
カウンセリングでは、あなたが感じていることを全て受け止め、親との向き合い方や距離の取り方を一緒に考えていきます。
安心して話せる場で、自分自身を理解し、大切にする方法を見つけませんか?
一人で抱え込まないでくださいね。
頑張りすぎずに、いつでもご相談ください。
お役に立てると思います。
ラインからもお問い合わせ受付しております。