こんにちは。
毒親卒業メソッド。
心理カウンセラーの あきです。
「恋愛は楽しいもののはずなのに、なぜかいつも不安で心が落ち着かない」
「まわりのみんなは幸せな結婚をしているように見える。自分はそんな結婚生活が送れるとは到底思えない」
もし、こんなふうに感じているなら、それはアダルトチルドレンの特徴のひとつかもしれません。
アダルトチルドレンとは、未成熟な親のもとで育ち、大人になっても親の影響を強く受け続けている人たちのことを指します。
アダルトチルドレンの人は、親から受けた影響が原因で、恋愛や結婚といった人間関係において「心から安心できる関係」を築くことが難しいと感じることが多いです。
この記事では、アダルトチルドレンが抱える「恋愛や結婚に対する不安」を少しでも和らげ、健全な関係を築くための方法について紹介します。
「相手が自分をいつか嫌いになるかもしれない」と恐れながらお付き合いしていませんか?
アダルトチルドレンの方は、パートナーとの関係で不安や不信感を抱きやすい傾向が強くなります。
たとえば、
「相手が自分をいつか嫌いになるかもしれない」
「本当は信頼できない人かもしれない」
と疑念が浮かびやすく、相手に対して常に心配がつきまといます。
また、相手が自分から離れていってしまうのではないかと恐れてしまうため、相手に依存的になってしまったり、逆に近づきすぎないよう距離を保とうとしたりすることもあります。
この不安は、特に長期的な関係を築く上で障害になることが多いです。
付き合い始めた頃は楽しい関係も、時間が経つにつれて自分の中の不安が表面化し、「本当にこの人と一緒にいていいのか?」と悩みが増えてしまいます。
こうした感情は、幼少期に築かれた「親子関係の中での心のクセ」が影響していることが多いのです。
パートナーに対する過剰な期待を減らす事が効果的なんです!
こうした不安を和らげるためには、「パートナーがすべてを解決してくれる」という期待を少しずつ減らすことが効果的です。
アダルトチルドレンの人は、幼少期に「自分一人で解決する力」を十分に養えなかった場合が多く、「自分を安心させてくれる存在」を求めてしまいがちです。
しかし、大人の人間関係は、相手が完全に不安を取り除いてくれることはありません。
むしろ、必要以上に相手に頼ってしまうと、相手に負担をかけることになり、関係がこじれる原因にもなりかねません。
そこで、不安を感じたときには、一度踏みとどまって(ここが大切です!)まず「自分で不安を落ち着かせる方法」を試してみてはいかがでしょううか?
たとえば、深呼吸をしたり、自分の好きなことをして気持ちを切り替えたりと、少しずつ「依存してしまいそうになった時に自分で自分の気持ちを落ち着ける練習」をしていくのです。
「不安を解消する力」をトレーニングによって作ることで、自信が育まれるからなんです。
この方法が効果的な理由は、「不安を解消する力」を自分の中に作ることで、自信が育まれるからです。
恋愛や結婚の不安は、全てが相手のせいではなく、自分の心の中で起きていることも多いのです。特にアダルトチルドレンの場合は、親との関係の中で「安心して愛される経験」を得にくかったため、大人になってからも無意識のうちに「誰かに安心させてほしい」という気持ちが強く残っています。
しかし、相手に安心を求めるだけでは不安は消えず、むしろ不安が増してしまうことがあります。
自分で不安をコントロールする力がついてくると、相手への依存が少なくなり、結果として健全な関係を築きやすくなります。
私自身もそうでしたが、パートナーにすぐ連絡しそうに(依存しそうに)なった時はグッと踏みとどまって自分のことに集中することに切り替えるトレーニングをしました。
特に、私の場合はノートに気持ちや考え、自分への質問を書き出すのがとても効果的でした。
トレーニングを重ねていくと本当にだんだんと自分に集中できるようになります。
今ではパートナーとはとても安定的な関係性が築けています。
トレーニングを重ねることにより自分で自分を安心させる自信と技術が定着したので、今では安定していることが当たり前。という感じになりました。
30代の会社員・Aさんのケースをご紹介しますね
たとえば、30代の会社員・Aさんも、恋人と付き合っている時に常に不安を感じていました。
Aさんは、幼少期に「ひどい親」の影響で、心から愛されたと感じることができた経験が少なく、自分に自信が持てないまま成長しました。
お付き合いしている恋人に対して、いつも「本当に愛されているのか?」「いつか自分は捨てられるんじゃないか」という疑問が湧き、不安で夜も眠れないことがありました。
そこでAさんは、カウンセリングを受けることにしました。
カウンセリングでは、まず「自分で自分を安心させる」方法を学びました。
たとえば、不安を感じたときに深呼吸をしてみたり、自分のやりたいことに集中したり、自分の気持ちや自分を励ます言葉をノートに書きだししてみることで、少しずつ気持ちが落ち着くことがわかりました。
また、恋人との関係においても、「相手が不安を解消してくれる」という期待を手放し、自分の力で不安を乗り越える経験を積み重ねていきました。
結果、Aさんは以前よりも恋人に依存することなく、安心して付き合いを続けられるようになりました。
まとめ
アダルトチルドレンの人にとって、恋愛や結婚関係での不安は耐え難く辛いものです。
しかし、「相手が全てを解決してくれる」という期待を減らし、自分で不安をコントロールする力を身につけることで、心の安定を得ることができます。
大切なのは、少しずつ自分を安心させる方法を見つけ、依存せずにパートナーと向き合える自分を育てることです。
当カウンセリングルームでは、オンライン対応ですので、忙しい方でも気軽にご利用いただけます。
初回相談であなたの不安にしっかりと向き合い、少しでも楽な気持ちで日々を過ごせるようお手伝いいたします。
一人で抱え込まないでくださいね。
頑張りすぎずに、いつでもご相談ください。
お役に立てると思います。
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