こんにちは。
毒親卒業メソッド。
心理カウンセラーの あきです。
親になると、自分の子供には幸せな人生を送ってほしいと思いますよね。
しかし、自分が受けた虐待の影響で、気づかないうちに自分も同じようなことをしてしまうかもしれない。そんな不安や後悔を抱えている方も多いと思います。
今回は、今現在お子さんに対して虐待的な行動を繰り返してしまう事に悩んでいらっしゃる方へもお伝えしたい内容です。
過去の虐待的な行動パターンを変えて、子供を尊重できるようになる方法についてお話ししますね。
自分が毒親に虐待されて嫌だったのに、子供に虐待じみたことをしてしまうことはありませんか?
自分が親にされて嫌だったことを、なぜか自分も子供にしてしまう…。
例えば、ついカッとなって子供に厳しい言葉を浴びせたり、手が出てしまったり。
そんなことがあった後、深く後悔をする日々を送っていませんか?
「なぜ、私はわかっているのにこんなことをしてしまったのか?」と、自分を責めてしまう。
本当に苦しいですよね。
楽しいはずの子育てが、こんなはずじゃなかったと思うこともあるかと思います。
では、どうすれば解決できるのでしようか?
自分が無意識に繰り返しているネガティブな行動パターンに気づくことが鍵です!!
虐待的な行動のパターンを変える
自分が無意識に繰り返しているネガティブな行動パターンに気づくことが重要です。
この気づきが、行動を変えるための第一歩です。
次に、その行動を建設的なものに置き換える具体的な方法を学びます。
以下に、いくつかのステップをご紹介します。
1. 自分の感情を理解する
まず、自分がどのような時に怒りやイライラを感じるのかを理解することが大切です。
たとえば、子供が思うように言うことを聞かない時、過去の経験から「支配されるのは嫌だ」という強い感情が湧いてくるかもしれません。
その感情が、あなたの行動に影響を与えているのです。
2. 建設的なコミュニケーションを学ぶ
怒りやストレスを感じた時、その感情をどう表現するかを学びます。
例えば、子供が悪さをした時に「なぜこんなことをしたの?」と尋ねるのではなく、「どうしてこれが良くないか、一緒に考えてみようか?」と対話する姿勢を持つことが大切です。
3. カウンセリングでサポートを受ける
心理カウンセリングを受けることで、無意識のうちに繰り返している行動パターンを分析し、それを変えるための具体的なサポートを受けることができます。
専門家の助けを借りることで、自分一人では気づけなかったことに気づき、効果的な解決策を見つけることができます。
過去に受けた虐待の影響が今も心に残り、無意識のうちに同じパターンを繰り返していることが原因なんです
虐待的な行動は、過去に受けた虐待の影響が今も心に残り、無意識のうちに同じパターンを繰り返していることが原因です。
自分が育った環境が、今のあなたに影響を与えているのです。
自分の行動を変えることは簡単ではありませんが、それは決して不可能ではありません。
人間は、学び、成長する力を持っています。
過去の経験が今のあなたを形作っていますが、その影響に気づき建設的な行動に変えることで、あなた自身が望む親になることができます。
具体的な事例はこんな感じです
登場人物:
- あかりさん(30代の母親、過去に厳しい体罰を受けた経験がある)
- リョウタ君(あかりさんの息子、5歳)
場面:あかりさんとリョウタ君の家のリビング
あかりさん: 「リョウタ、またおもちゃを片付けていないじゃない!何度言ったらわかるの!!なんで何度も言ってるのにできないのよ!?」
リョウタ君: (震えながら)「ごめんなさい、…。」
あかりさん: 「ごめんなさいじゃないでしょ!!」(衝動でリョウタ君を叩いてしまう)
リョウタ君: (涙をこらえながら)「ごめんなさい、ごめんなさい……。」
あかりさん: (心の中で)「また叩いてしまった…。どうして私、他のお母さんみたいに口で言って聞かせることができないんだろう…」
翌日、カウンセリングのセッション中
カウンセラー: 「あかりさん、昨日の出来事についてお話を伺いました。厳しく接してしまうことについて、どんな気持ちがありますか?」
あかりさん: 「体罰がダメなことは頭ではわかっているんです。でも気づいたら手が出てしまい、後で後悔することを繰り返しています」
カウンセラー: 「それは辛いことですね。過去の体罰が、無意識のうちに現在の行動に影響を与えているかもしれません。
感情をコントロールする方法を学び、どうしてそのように反応してしまうのかを理解することが大切です。
少しずつ改善していけるよう、一緒に取り組んでいきましょう。」
あかりさん: 「はい、お願いします。どうにかしてこの悪循環を断ち切りたいです。」
数か月後
あかりさん: 「リョウタ、お母さんと一緒にお片付けしようか?」
リョウタ君: 「うん、お母さんありがとう。」(笑顔で積極的に片付けはじめる)
あかりさん: (心の中で)「少しずつ変わってきている…。カウンセリングを受けて、本当に良かった。」
まとめ
虐待の連鎖を断ち切ることは、勇気も労力もいることです。
しかし、それは自分自身のため、そして子供たちのより良い人生のために非常に価値のあることです。
虐待の連鎖を断ち切り、自分の行動を変え、子供に対して尊重の気持ちを持った親になることは、あなたができる最大の愛情表現とも言えます。
カウンセリングを通じて、より健全な親子関係を築いていきませんか?
心理カウンセリングは、あなたの行動を見直し、より良い親としての姿を築くための強力なサポートになります。
今からでも遅くありません。
あなた自身と家族の未来を変えるお手伝いをさせてください。
一人で抱え込まないでくださいね。
頑張りすぎずに、いつでもご相談ください。
お役に立てると思います。
ラインからもお問い合わせ受付しております。