こんにちは。
毒親卒業メソッド。
心理カウンセラーの あきです。
毒親の厳しい態度やヒステリーに悩んできた過去が、頭の中でぐるぐると回ることはありませんか?
親が怒鳴る声や理不尽な要求がフラッシュバックして、落ち着かない日々を送っていませんか?
もしかしたら、「あんな親にされたことを許せない」という思いが大きくなるあまり、「そんな感情を持つ自分が醜い」と自己嫌悪に陥ってしまうこともあるかもしれません。
この記事では、「復讐心」や「許せない気持ち」とどのように向き合えばいいのかをお伝えしていきたいと思います。
そして、その解決策として「無理に許さなくても良い」と自分に許可を出すという考え方をご紹介しますね。
焦ったり自分を責める必要はありません

毒親の言動に苦しめられた記憶を思い出すたび、「どうして私は親を憎んでしまうんだろう」と罪悪感を抱える方はたくさんいます。
特に、「親は自分を愛してくれるべき存在」という理想と、「こんな扱いを受けたくなかった」という現実がぶつかると、とても辛い気持ちになりますよね。
そんなとき、自分を責めたり、「親だから許さなければ」と考えていませんか?
実は、そう思う必要は全くないんです。
毒親による言葉や態度が心に傷を残しているなら、復讐心がなくなるまでに時間がかかって当然です。
焦らなくても良いんです。
無理に許さなくても良い、感情を認めよう

一番大切なのは、自分の感情を否定せずに受け止めることです。
「親を憎むなんてダメだ」「いつか許さないと」と考えるよりも、「私はあの態度が辛かった」「許せないほど傷ついた」と、感じたままをそのまま受け入れることで、自己嫌悪が軽減されていきます。
許しを自分に押し付ける必要はまったくありません。
むしろ、「無理に許さなくてもいいんだ」と自分に許可を出してあげるだけで、気持ちが大分軽くなるはずです。
感情を認めることで得られる効果

なぜ感情を認めることが大切なのでしょうか?
理由はシンプルです。
感情を抑え込もうとすると、かえってその感情が強くなることがあるからです。
心理学ではこれを「リバウンド効果」と呼びます。
例えば、「怒りの感情なんて感じちゃいけない!!」と思うと、その怒りがどんどん大きくなり、自分の中で爆発しやすくなります。
一方で、「私はあのとき本当に腹が立った」「すごく悲しかった」と素直に認めることで、感情は少しずつ静まっていきます。
感情は押さえ込むのではなく、感じきって消化していくことがとても大切です。
それによって、心が次第に軽くなり、今度は「自分がどう生きたいか」に目を向けることができるようになります。
【事例】佐藤さん、36歳(女性)の場合

佐藤さん(仮名、36歳)は、毒親である母親のヒステリーに長年悩んできました。
子どものころから理不尽な要求を押し付けられ、「親の言うことを聞かないなんてあり得ない」と叱られ続けた経験がトラウマになり、母親と絶縁した後も、「許せない」という思いが消えず苦しんでいました。
「母親にされたことがどうしても忘れられない。時々復讐したいとすら思ってしまう。こんな自分が情けない」と涙ながらに話していました。
佐藤さんはカウンセリングで、まずは「母親に対する怒りを感じる自分」を否定しないことを意識しました。
自分の感情を書き出したり、小さいころの自分に共感する時間を作ったりする中で、「許す必要はないんだ。怒っていいんだ」と思えるようになりました。
すると、復讐心が薄れていき、彼女自身が前向きに生活を再構築する余裕が生まれてきたのです。佐藤さんは今、自分の人生を楽しむために少しずつ新しい趣味に挑戦しています。
まとめ

毒親に対する恨みや葛藤は、そう簡単に消えるものではありません。
でも、それに苦しむあなたは決して醜くなんかありません。
その感情は、傷つけられた証であり、乗り越えられる可能性の始まりでもあります。
「無理に許さなくても良い」。
そう自分に許可を出すところから、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
その一歩がどうしても難しいと感じたら、私たちカウンセラーに頼ってください。
カウンセリングでは、
- 毒親に対する感情を整理する方法
- 復讐心や許せない思いに対処するコツ
- 自分の人生を再構築する具体的なステップ
など、あなたの気持ちに寄り添いながら進めていきます。
「こんなこと相談してもいいのかな?」と思う必要はありません。
あなたの未来を取り戻すお手伝いを、心からさせていただきます。
一人で抱え込まないでくださいね。
頑張りすぎずに、いつでもご相談ください。
お役に立てると思います。

ラインからもお問い合わせ受付しております。