こんにちは。
毒親卒業メソッド。
心理カウンセラーの あきです。
虐待の連鎖は、親から子供へと引き継がれる問題です。
自分が子供のころに辛い思いをした経験が、今度は自分の子供や家族に影響を与えてしまうことがあります。「自分が嫌だったのにどうしても嫌だった親と同じことをしてしまう…」と悩む方も多いでしょう。
そんな連鎖を断ち切ることができる人とできない人の違いは何なのでしょうか?
実はとてもシンプルなところにあります。
今日はその事についてお伝えしたいと思います。
自分が毒親に虐待されて嫌だったのに、子供に怒鳴ったり叩いたりを繰り返してしまう事に悩んでいませんか?
「自分も子供のころ、親に怒鳴られたり叩かれたりして嫌だったのに、なぜか自分も子供や家族に対して同じことをしてしまう…」と感じていませんか?
その気持ち、お察しします。
あなたが感じるそのお悩みは、決してあなただけが感じているわけではありません。
多くの人が、同じような苦しみを抱えています。
例えば、仕事で疲れて帰ってきたとき、家族や子供が些細なことであなたをイライラさせると、つい感情的になってしまうことがあったりしませんか?
「どうしてこうなるんだろう?」と自分を責めたり、後悔したりしているかもしれません。
後悔した先、どんな行動を選択するか。
ここから先が分かれ道です。
虐待の連鎖を断ち切れる人、断ち切れない人の違いは一体なんなのでしょうか。
要は毒親に変わってもらうことを期待するのではなく、自分を変える覚悟があるかどうかが鍵になります
虐待の連鎖を断ち切れる人、断ち切れない人の違い。
それは、虐待の連鎖を断ち切れる人は自分を変える事にフォーカスし、虐待の連鎖を断ち切れない人は原因を外に求める(いつまでも毒親のせいにする)。このシンプルな違いです。
私自身がそうだったのですが、
いつまでも、親のせいで私はこの有様。と考えている内は苦しさは減るどころか増すばかり。
覚悟を決めて腹を括り、カウンセラーの元へ通い、
ようやく、
ようやく、
自分が変わるしか道はないんだ。
と腹落ちすることができました。
腹おちするのに10年かかりました。
お恥ずかしい話ですが、つまり10年以上親を恨み、親が変わる事に期待し続けたということです。
過去の経験が今の自分に影響を与えているのは自然なことですが、それに対してどう向き合うかは自分次第です。
自分の感情を理解し、適切に対処することで、連鎖を断ち切ることができるのです。
解決策の一例として、トリガーがあります
ここで大切なのは、自分がどんなときに怒りやイライラを感じるのかを知ることです。
これを「トリガー」と呼びます。
トリガーを特定することで、自分の感情的な反応をコントロールしやすくなります。
以下に、具体的な方法を紹介します。
トリガーを記録する: どんな状況でイライラや怒りが生まれるのかを、日記やメモに記録してみましょう。例えば、子供が宿題をしない、部屋を片付けないなど、どんな時に感情が爆発するのかを見つけます。
トリガーに対する対策を考える: 例えば、子供が宿題をしないことでイライラする場合、「宿題をやるためのルーチンを決める」「やらなかった理由を聞く」といった対策を考えます。
感情をクールダウンする方法を学ぶ: 怒りやイライラを感じたときに、深呼吸をする、ちょっと外の空気を吸う、といった方法で冷静になることが大切です。
トリガーを特定し対策を講じることで、自分の感情的な反応をコントロールしやすくなります。
これは、自分の行動を変える第一歩です。
具体的な例として
たとえば、ある男性の佐藤さん(仮名)は、自分が育った家庭で親から厳しく叱られて育ちました。
その影響で、自分の子供にもつい厳しくしてしまい、「自分も親と同じようになってしまう」と悩んでいました。
佐藤さんは、自分がイライラする状況(例えば、子供が宿題をやらない時)を記録しました。
次に、そのトリガーに対して「宿題の時間を決めて、遊び時間と区別する」などの対策を考えました。
さらに、イライラを感じたときに深呼吸をすることで冷静さを保つことに成功しました。
その結果、佐藤さんは子供との関係が改善し、イライラする頻度が減りました。
感情をコントロールする方法を学ぶことで、より良い親子関係を築くことができたのです。
まとめ
虐待の連鎖を断ち切ることは、簡単ではありませんが確実に可能です。
自分の感情を理解し、トリガーを特定し、対策を講じることで、あなた自身も変わることができます。
そして、あなた自身が変わる事により、周りも幸せになります。
もし、家族に虐待を繰り返してしまう悩みを抱えているなら、一人で悩まずに専門家のサポートを受けてみませんか?
心理カウンセリングでは、カウンセラーと一緒に自分のトリガーを特定し、感情をコントロールする具体的な方法を学ぶことができます。
一人で抱え込まないでくださいね。
頑張りすぎずに、いつでもご相談ください。
お役に立てると思います。
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